こんにちは、快適な音楽環境を手に入れてQOL爆上がり中のヒゲナシです。
本格的なホームシアターシステムからサウンドバーの『Sonos Arc』に入れ替えたら予想以上の高音質に大満足だったのでちょっと自慢させてください。
購入価格でみると大幅にダウングレードだったので導入前は結構不安でしたが杞憂でした。以前のシステムとの比較を交えてまとめていきます。
結論から申し上げます。迷ってる人は買っちゃいましょ!幸せになれますよ。
Sonos Arcって何?
アメリカのオーディオメーカーSonosから2020年10月に発売されたDolby Atmos対応のサウンドバースピーカーです。実売11万円弱。テレビと接続して使用するのを前提としていて、これ一台で自宅のテレビがちょっとしたホームシアターになっちゃいます。ほんと、期待以上です。
以前のシステムはこんな感じです
アンプはDenonの中級機。フロント、センター、リヤスピーカーはDaliのZensorシリーズで総額40万円くらい。
音も機能も全く不満ありませんでしたが、第二子の誕生で転倒の危険性があるトールボーイが気になって思い切ってサウンドバーに変更してしまいました。
結果的にテレビ周りがスッキリして空間的にも満足でした。
◎良いところ
気軽に高音質
ホント、期待してた以上に音が良いんです。
これを導入するまで、正直サウンドバーのイメージってあまり良くなかったです。省スペースに押し込んだ小さいスピーカーで頑張って音を鳴らしてるイメージ。スマホの音の延長線みたいな。
ところがどっこいですよ。“普通に”しっかり鳴ってくれちゃいました。でかいスピーカーからの変更だったので、音を聞いてガッカリする覚悟をしていたのですが、「アレ?」って感じ。高音から低音(!)まで不足なく再生してくれました。映画なんかだと「これ低音近所迷惑だいじょぶ?」ってくらいに鳴ります。どうなってんの?
もちろんトールボーイスピーカーと全く同じとは言いませんが、日本の一般的な住環境で一般的な音量で音を鳴らしている限りなら、音質的な満足感はほぼ遜色ないんじゃないかなと思います。設置性まで総合評価したらお気軽設置のSonos Arcの方が勝ってる?アレ?
テレビの真ん中から音が聞こえる
これも予想外。
サウンドバーってテレビの下に設置します。当然音声もテレビの下のサウンドバーの方から聞こえきそうなもんなんですが、不思議なことにテレビの真ん中あたりから音が聞こえてくるんです。これは嬉しい誤算でした。オーディオ関係まったく興味のない妻や子供も同様に聞こえているので気のせいではないようです。
また、映画などのサラウンド感も凄いです。音の包囲感があり、自分の斜め左右くらいまで音を感じます。ワンボディなのにどうやってんだろ。
2chでの音楽再生については、さすがにSonos Arc単体だとステレオ感が足りませんでした。今までのスピーカーの左右距離180センチに対してSonos Arcは120センチ弱の幅しかないので、これに関しては仕方ないかな〜。音質関係でここだけ残念、、、(だけどリヤスピーカーを使えば解決)
見た目も良い
外観は楕円形のシンプルな筒です。まさにシンプルイズベスト。前面にあるのはボディと同系色のロゴとインジケーターランプのみ。本体の大きさも小さすぎなくて良いです。
反面、本体の質感はそれなりです。音質に関係あるなら文句は無いんだけど、高いんだからオールプラボディはちょっと不満。白だと経年変化で黄ばまないんだろうか。メッシュ部分だけでも金属だったら満足度さらに高かったなと思うけど、設置しちゃえばほとんど触らないから結局どうでも良いや!
本体デザインとは直接関係ないけど、Sonosも商品パッケージから梱包含め素晴らしかった。アンボックスは購入者の特権と思っているので写真は載せませんけども、、、
AppleやDysonなどもパッケージや梱包方法に毎度関心します。ダイソンなんか段ボールだけで知恵の輪みたいに製品が収められてて、梱包作業した工場の人を尊敬するレベル。モノを手に入れた満足度ってこういうところでも高まると思う。日本メーカーももっと頑張ってくれると良いのにと思う。蛇足。
接続かんたん
接続するもの=電源ケーブルとHDMIケーブル。いたってシンプル接続。
eARC端子またはARC端子のあるテレビならSonos ArcとはHDMIケーブル一本つないで作業完了です。我が家の6歳のお姉ちゃんでもできた。やりたかったのにやられた。くっそ。
HDMIケーブルで接続すれば音量はテレビのリモコンで操作できます。また、WiFiに接続していればスマホのSonosアプリで操作できます。というかWiFi環境とスマホ(ios推奨)がある前提の製品なのでテレビのリモコンでは音量くらいしか操作できません。ここだけ注意が必要かもしれませんね。
ちなみに我が家のテレビはeARC非対応なのでDolby AtmosおよびPCM音源の5.1chを再生することができません、、、テレビ買い替えたい。
サウンドチューニングが超優秀
メチャクチャかんたん。なのに激変します。
上記で音が良いとか音の定位がテレビの中央とか書きましたが、どちらもサウンドチューニング後の評価です。初期設定でもそれなりに良い音は鳴りますが、サウンドチューニングは絶対にした方が良いです。効果覿面。
Trueplayという機能で、iPhoneのマイクを使って設置している部屋の音響特性を測定します。画面の指示に従って作業すれば1〜2分で終了します。これまで使用してきたいくつかのアンプも自動チューニング機能はありましたが、どれも専用マイクを三脚などに据えて行うものでした。Sonosのお手軽さにビックリでした。
スマホアプリの使い勝手◎
Sonos Arcの設定などは全てSonosアプリから行います。このアプリの使い勝手も非常に快適です。満足度に隙がない。Sonos恐るべし。
Sonos
Sonos, Inc.無料posted withアプリーチ
スマートスピーカーにもなっちゃう
アプリ上でアレクサを導入すればスマートスピーカーとしても使えます。
「アレクサ、テレビ消して」はしょっちゅうリモコンを無くす我が家では結構便利でした。
「アレクサ、音楽かけて」で高音質の音楽を掛けられるので、以前より気軽に音楽を聴くようになりました。
△気になるところ
機能や使い勝手にほぼ満足しているSonos Arcですが、不満が全くないわけではないです。数は少ないけど気になるところはこんな感じです。
入力端子が少ない
これは購入前に一番気になっていた部分で、購入後もやっぱり不満だった部分です。以前使っていたAVアンプは入力がたくさんあり、HDMIセレクター的な働きをしていました。Sonos Arkには入力端子が1系統しかなく、それもテレビに接続するため実質的に入力端子は一つもありません。そのため今まで接続していた機器を全て入力できなくなってしましました。(HDMIセレクターで解決)
我が家のテレビはeARC非対応なので、一系統だけでもSonos Arkに直接接続できる入力端子が欲しかったです。
対応フォーマットが少ない
Sonos Arcが対応しているのはDolbyサラウンドとリニアPCMのみで、DTSには非対応です。私が無知だったので購入前には全く気にしていませんでしたが、結構大問題でした。DTSオーディオって主にBlu-rayソフトに使われているフォーマットなので、Sonos Arcだと再生できないんです…。再生機器やテレビの設定でPCMのマルチサラウンドに変換して出力する機能があるのですが、これもテレビがeARCで無ければ2chのステレオでしか再生できないんです…。詰んだ。
アップデートでDTS対応してくれないだろうか…
試聴できる場所が少なすぎ
これは機能面の不満ではありませんが、現状Sonosスピーカーを試聴できる場所が少なすぎます。私の住んでいる札幌には一軒もありません。っていうか東京でもごく限られた場所でしか試聴できません。試聴しないで買っても満足だったから良かったけど、期待外れだったらここで不満をぶち撒けてたかもしれません。
サウンドバーの中では高額な部類に入ると思うし、なにより実際この音を聞けば欲しくなる人いっぱいいそうなんだから全国展開してくれよぅ。
まとめ
コロナ禍でかつてないほど在宅時間が長くなった昨今、退屈しがちな在宅時間に「良い音」で彩を添えられる素敵アイテムだと思います。映画もテレビも、良い音で視聴すると没入感も満足感も違います。アプリから簡単に音楽を再生できるようになり、音楽を聴く時間も増えました。
また、我が家では大きいスピーカーの圧迫感がなくなった分、空間も開放的になって部屋が明るくなりました。スピーカーを倒す心配がなくなったからか、6歳の長女が元気に走り回っています。下のチビを踏んづけそうで怖い。
『Sonos Arc』はサウンドバーとしてみると少し割高な価格設定ですが、音質も機能もデザインもどれも高次元でまとまっていて満足度が非常に高いです。満足度に対するコスパは文句なしに最高です。
『Sonos Arc』ホントにおすすめ。
最後にもう一回。迷ってるなら買っちゃえ!
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